2019年9月、パリ旅行中に1泊2日でモンサンミッシェルにも行ってきました。
本記事では私が行く前に調べたことと実際に行って知ったことをまとめています。
モンサンミッシェルにはいつ行くのが良い?
観光旅行にいつ行くか決める際、まずは「季節」を考えると思いますが、モンサンミッシェルでは「潮の満ち引き」についても調べておいた方がよいです。
季節
モンサンミッシェルの観光情報を見ていると、ベストシーズンは夏(7-8月)と書かれているものが多く見られました。
- 日が長いのでゆっくり観光できる
- 寒くない
- 修道院の夜間見学ができる
でもハイシーズンだから人も多いらしい
ちなみに「夜の修道院見学」は夏場しかできないようです。
→夜の修道院拝観プログラム(英語)
ということでやはり夏が良いみたいですが、少し日が短くなった秋も夕焼けや朝焼けが見やすくていいのではないかと思います。
実際に私たちが行った9月半ばは日の出が7時40分ごろ、日の入りが20時頃と、泊まりで行くにはちょうどよい感じでした。
また、あえて日没が早い冬場に行けば日帰りでも夜景が見れるようです。
自分のプランに合わせたベストシーズンを探してみましょう。
特に朝・夜も見に行く人は防寒対策をしていきましょう!
海風が厳しくて寒かったー
潮の満ち引き
モンサンミッシェルに行く日を決めるのにもう1つ大切なのは潮の満ち引きです。
特に月に1度あるかないかのスーパー大潮のときは、モンサンミッシェルと陸をつなぐ橋まで沈み、島が海に浮かぶ幻想的な姿を見ることができるようです。
満潮・干潮の時刻は次のページで見ることができます。
⇒潮見表2020(PDF)
⇒潮見表2021(PDF)
【1月8日(火 mar)の場合】
朝の満潮時間=08:21で潮位=79、夜の満潮時間=20:41で潮位は78
スーパー大潮ではないので海に完全に浮かぶ姿は見れない。
- 満潮の時間に注意しましょう。
せっかくのスーパー大潮の日でも、満潮時刻が深夜だったり、自分の滞在時間外の可能性もあります。 - スーパー大潮の満潮では橋まで沈むため、島との行き来ができなくなるようです。
橋が沈んで予定の時間に帰れなくなった。。。なんてことの無いよう気を付けましょう。
月の日本語訳 | |||
---|---|---|---|
janvier | 1月 | juillet | 7月 |
évrier | 2月 | août | 8月 |
mars | 3月 | septembre | 9月 |
avril | 4月 | octobre | 10月 |
mai | 5月 | novembre | 11月 |
juin | 6月 | décembre | 12月 |
曜日の日本語訳 | |||
---|---|---|---|
lun | 月 | ven | 金 |
mar | 火 | sam | 土 |
mer | 水 | dim | 日 |
jeu | 木 |
モンサンミッシェルでは宿泊した方が良い?
今回私たちはパリから1泊2日でいきましたが、泊まりで行って本当に良かったと思っています。
- ゆっくりできた
- 色んなモンサンミッシェルを楽しめた
- パリより1泊が安かった
宿泊メリット① ゆっくりできた
パリからモンサンミッシェルへは直行バスで5-6時間、高速鉄道(+バス)を使っても3時間程度はかかります。
しかもこれはバス乗り場や駅からの時間なので、ホテルからだと更に時間がかかってしまいます。
パッケージツアーでホテルから連れて行ってくれるなら良いかもしれませんが、個人手配で日帰りだとかなりしんどそうです。
宿泊メリット② 色んなモンサンミッシェルを楽しめた
モンサンミッシェルでは時間帯によって色んな様子が楽しめました。
モンサンミッシェルの昼間
到着した日の午後は、たくさんの観光客に混ざって島内観光。
活気のある島内やレストラン、お土産物屋さんや修道院を楽しみました。
- 修道院内は階段が多く移動が大変でした
- 修道院内には一辺が40cmを超える荷物は持ち込めないのでホテルなどに預けていきましょう
※島内には手荷物預かり所はなさそうでした。
※島外のツーリスト(インフォメーション)センターにロッカールームがありましたが、私が行ったときは封鎖されていました。(テロ対策?)
夕方から夜のモンサンミッシェル
モンサンミッシェルに宿泊すると、夕方や夜のモンサンミッシェルも楽しむことができます。
これは宿泊した島外のホテル(ホテル ガブリエル)のすぐ裏の土手からの写真です。
(夜景を見に行きたかったので、夕方は体力温存のためホテルで休んでいました。)
朝のモンサンミッシェル
最後はモンサンミッシェルと夜明けです。
島外のホテルから30分くらいかけてモンサンミッシェルまで歩きましたが、少しずつ色が変わる様は本当に幻想的でした。
ただし、かなり冷えるので注意してください。
宿泊メリット③ パリより1泊が安かった
これは私たちが島外に泊まったからというのが大きな理由なのですが、1泊がパリより格段に安かったです。
朝食付き2名で12,000円くらいでした。
(ホテル ガブリエルに泊まりました)
宿泊するなら島内?島外?
予約前に調べたことと、実際に行ってみて感じたことを、私達が実際に泊まった「島外」のホテルを中心に紹介します。
島外・島内どちらに宿泊するかの参考にしてください。
- リーズナブル
- バス乗り場から荷物を持っていくのが楽
ホテルの代金が島内と島外で倍近く違います。
島外のホテルはかなり安く、近くにあるレストランもなども全体的に島内より安かったです。
ホテルで近くの土産物屋さんの割引券ももらえたので、そこでまとめて購入しました。
また、私たちが泊まったホテルはツーリストセンター(遠方バス・シャトルバス乗場)から徒歩5分ほど、無料シャトルバスのバス停から徒歩1分の場所だったので、観光に行く前に荷物を預けれて楽でした。
島内のホテルだとシャトルバスから降りて少し歩くので大荷物だと大変そうでした。
- 島に何度も行くのが大変
- 夜間の島内散策がしづらい
朝昼夜と何度も島内を歩きたい、あるいはすぐ近くから島を見たい場合は島内の方が便利そうです。
ただし色んな時間帯に遠くからモンサンミッシェルを見たい場合は島外宿泊が便利です。
また、夜間の島内を探検したい方は島内宿泊が気軽に出歩けて楽しそうです。
無料シャトルバスについて
島内外は無料のシャトルバスが走っています。
昼間は乗り場で行列ができていましたが、かなりの頻度で走っているのでそれほど待たされはしませんでした。
運行の時間は朝7:30~深夜の0時までとなっています。
ただし、それ以外の時間も電話で運行要請ができるようです。
Outside the Passeur’s operating times (from 12.00am to 7.30am), a replacement shuttle will take you to and from the town upon request (call +33 (0)2 14 13 20 15).(⇒公式HPより(英語))
また、有料の馬車も走っていました。こちらも雰囲気があって楽しそう。
パリからどうやって行く?
パリからモンサンミッシェルに個人で行く方法は大きく分けて2つあります。
1つは
「パリ市内から直行バスで行く方法」
もう1つは
「電車+バスで行く方法」
です。
当初私たちは直行バスでパリから直接モンサンミッシェルへ行こうとしていたのですが。。。
そこで「電車とバスを乗り継ぐ方法」で行くことにしました。
「電車+バス」は「直行バス」に比べて次のようなメリット・デメリットがあります。
- 直行バスより短い時間で行ける
(乗車時間:電車=1時間30分、バス=1時間10分) - 直行バスより時間の融通がきく
- 乗り継ぎでレンヌの街にも寄れる
- 電車からバスに乗り継ぎが必用
- 料金が直行バスよりも高い
直行バスの場合、出発するバス停にもよりますが朝7時~8時にパリを出発して昼過ぎにモンサンミッシェルにつきます。時間は5-6時間です。
一方電車とバスの場合、乗り継ぎ時間をゆっくりとっても4時間ほど。乗車時間だけ見ると3時間かかりません。
気になる料金ですが、「直行バス」の場合も「電車+バス」の場合も早めに購入した場合と直前での購入の場合では倍以上差が出る可能性があります。
バスの場合は本数が少ないこともあり、私のように予約できないケースもありますので早めに予約した方がよいかと思います。
また、パリからのツアーもあるようなのでそちらに参加すれば楽に行くことができそうです。
電車+バスのチケット予約
電車+バスのチケットを個人で予約する方法は大きく分けて
「フランスのサイト(⇒フランス国鉄SNCFなど)から予約する方法」
と
「日本語のサイト(レイルヨーロッパ ジャパン)で予約する方法」
があります。
※レイルヨーロッパの日本語対応は2020年のコロナ禍で廃止になったようです。
フランスのサイトから予約する場合のメリットは「安さ」です。
(レイルヨーロッパは手数料がかかるため割高になります。)
フランス国鉄のサイトを利用した場合、どうやら日本で発行したクレジットカードだとエラーが出ることがあるようです。
「クレカの種類によってエラーが出ないものがあるかも」
と思った私は、手当たり次第に違うブランドのクレカを試しました。
しかし毎回最後の決算画面で「エラーのため購入できませんでした」と出ました。
日本からフランス国鉄のサイトへのアクセスは通信に時間がかかる上に、エラーが出ると最初から(電車の選択から)やり直しです。
※レイルヨーロッパの日本語対応は2020年のコロナ禍で廃止になったようです。
後日モンサンミッシェルへの行き方を解説している色々なブログを見ていたら、
「格安特急OUIGOの予約はそもそも日本のクレカだとエラーになる」
という情報ありました。
普通の特急(TGV)と格安特急(OUIGO)はかなりの値段の差があるので、OUIGOを選択していたのがエラーが出続けた原因だったのだと思います。
電車とバスでモンサンミッシェルへ
パリからモンサンミッシェルへ電車で行く場合、まずモンパルナス駅からレンヌまで電車で行き、そこからモンサンミッシェル行きの直行バスに乗ります。
乗り継ぎ時間を含めてもモンパルナス駅から3〜4時間で着きました。
【行き】
9:52 モンパルナス駅 PARIS MONTPARNASSE
↓電車
11:25 レンヌ駅 RENNES
11:45 レンヌ駅 RENNES
↓バス
12:55 モンサンミッシェル LE MONT ST MICHEL
【帰り】
11:20 モンサンミッシェル LE MONT ST MICHEL
↓バス
12:30 レンヌ駅 RENNES
○レンヌ駅で昼ごはん○
13:37 レンヌ駅 RENNES
↓
15:09 モンパルナス駅 PARIS MONTPARNASSE
モンパルナス駅は大きな駅ですが、前日にも利用していたため迷わずにすみました。
でもトイレは有料だからコインを持って行こうね!
電車の情報は電光掲示板に表示されますが、乗り場は出発時刻が近くならないと表示されません。(私の時は20〜30分前くらいには表示されていました)
ときどき確認して乗り遅れないようにしましょう。
乗り継ぎ時の注意点
レンヌ駅での乗り継ぎ時には、バス乗り場を間違えないように気を付けましょう。
モンサンミッシェル行バスの乗り場は駅に隣接するバスターミナルにあるのですが、レンヌ駅にあるバスマークに従って進むと市内バスの乗り場についてしまう恐れがあります。
市内バスは地上階ですが、モンサンミッシェル行きバスは2階にあります。
【おまけ】モンサンミッシェルに行って気づいたこと
最後に、実際に行って気づいたことを紹介します。
- 修道院へは大きな手荷物を持っていけないので注意。大荷物はホテルへ預けよう!
- 夕方と朝は蚊が多かった(特に島外の川辺~モンサンミッシェルの橋の上)
- 海風がかなり寒かった
- 島内のメインロードはスロープ状だが、脇道と修道院は階段だらけだった
あけましておめでとうございます🎍
あたしなら、ホテルは島内にしてえ~~。
ホテルは無理してでも高価なところにしてえ~~。
いろいろ妄想しながら拝見しておりますが。
移動のことを考えると。
添乗員付きでないと無理ですね。
石造りのお城とか礼拝堂とかお店が素敵です。
60になって仕事辞めたら行きたいです。
それまでは近場の温泉で我慢です♨
りんりんさんあけましておめでとうございます(^^)
うちはホテルは静かできれいだったらOKというスタンスで泊まりましたが、島内ホテルも思い出に残っていいだろうなぁって思いました。退職後行かれたらお話聞かせてください(^^)
添乗員さん付きのツアーもチラホラ見ましたが快適そうでしたよ♪フランス在住の方は日帰りが多いのか、夜になると日本人率がすごく高くなってびっくりしました。