「国際線の乗り継ぎで他社便に乗り継がないといけない!」
こんなシチュエーションに遭遇したらどうすればよいのでしょうか?
本記事ではその流れと注意点を紹介します。
他社便への乗り継ぎの流れ
通常他社便への乗り継ぎは、
- 最初の空港で乗り継ぎ地までの搭乗券を発券&預け荷物を預ける
- 乗り継ぎ地のカウンターで最終目的地までの搭乗券を発券してもらう(手荷物は航空会社が運んでくれる)
という流れで行います。
ただし、「乗り継ぎ地で一度入国して自分で預け荷物をピックアップしないといけない」という特殊なケースがあるので注意が必要です。
どのような場合に特殊ケースが発生するかは下記記事を参照ください。
本記事では2018年9月の私の経験(乗り継ぎ地でのピックアップが必要な特殊ケース)を例に、他社便乗り継ぎの流れを紹介します。
- バルセロナの中国国際航空カウンターでチェックイン
- バルセロナから出国
- フライト1
- 上海で中国に入国(通常は不要)
- バゲッジクレームで荷物受け取り(通常は不要)
- 上海のANAカウンターでチェックイン(通常は乗り継ぎカウンターでチェックイン)
- 上海から出国(通常は入国していないから不要)
- フライト2
- 目的地(日本)に入国(帰国)
1.チェックイン(1回目)
まず最初のチェックインは最初に乗る航空会社(私の場合は中国国際航空)のカウンターで行います。
通常はここで荷物を預けると最終目的地まで運んでくれます。
特殊ケースのチェックイン
バルセロナでのチェックイン時に「上海でANA便に乗り継ぐのだがどうすればよいか?」ということを聞いたところ、
「上海で通常の入国審査を受けて荷物を受け取り、次の航空会社のチェックインカウンターで再チェックイン&荷物を預ける」
という手順を踏まないといけないと説明されました。
荷物には上海までのシールしか貼られませんでした。
2.出国(1回目)
保安検査⇒出国審査と進めばOKです。
3.フライト(1回目)
通常ケースの場合はゆっくりとフライトをお楽しみください。
特殊ケースの場合のフライトでの注意事項
飛行機に乗ったら出入国カード(arrival card)をもらいましょう。
到着してからでも手に入りますが、時間短縮のために飛行機内で準備しておいた方がよいです。
滞在目的(Purpose of visit)には「Transfer to another airline(他社便に乗り継ぎ)」と書けばOKです。
4.乗り継ぎ地で入国
※通常は入国は不要です。
特殊ケースでは入国が必要
特殊ケースの場合、ここからが難関です。
飛行機を下りたらすぐに入国審査(lmmigration)に向かいましょう。
間違って乗り継ぎ(Transfer)の場所に進まないように注意してください。
入国審査に着いたら、「非居住者(Non-resident等)」の列に並んで審査を受けます。
先ほど記入した入国カードとパスポート、それとeチケットを見せましょう。
その際、滞在目的を聞かれたら入国カードに記載したのと同じように「他社便に乗り継ぐため」と答えましょう。
間違って「乗り継ぎ(transfer)」に行ってしまわないように注意!
5.バゲッジクレームで荷物受け取り
※通常は荷物受け取りは不要です。
特殊ケース(荷物受け取りが必要)な場合
航空会社が変わるのでバゲッジクレーム(ベルトコンベアのところ)で荷物を受け取る必要があります。
自分の荷物が出てくるのを見極めてしっかり確保しましょう。
6.乗り継ぎカウンターでチェックイン
乗り継ぎカウンターでeチケットを見せて、次の目的地までの搭乗券をもらいましょう。
特殊ケース(荷物を受け取った)場合
バゲッジクレームで荷物を入手してから次の航空会社のチェックインカウンター(または乗り継ぎカウンター)に向かいます。
チェックインして荷物を預けたら、再度出国審査に向かいます。
もうひと頑張り!
7.出国(2回目)
※通常は不要です。
特殊ケース(入国した)場合
最初の出国時と同じように、(保安検査所⇒)出国審査と進みましょう。
8.フライト(2回目)
お疲れさまでした。
ここまでくればあとは飛行機に乗ればOKです。
9.目的地に入国
最終目的地の出入国カードを記入して入国しましょう。
他社便乗り継ぎを経験したあなたなら楽勝に感じるはず!
他社便乗り継ぎはできるだけ避けたい
最後になりますが、今回は特殊なケースということもあり乗り継ぎがかなり面倒でした。
乗り継ぎは同一航空会社でできるように航空券を買った方が、荷物の件や問い合わせ面でも楽です。
ちなみに私が他社便乗り継ぎの航空券にしたのは、スターアライアンスのビジネスクラス特典航空券を発券する際に
という浅はかな考えで予約してしまったからです。
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私は12/30の日本発で、羽田→北京→イスタンブールのスタアラ便(羽田→北京は中国国際航空、北京→イスタンブールはトルコ航空のビジネス)でしたけど、北京での荷物引き取りはありませんでしたよ。
同一発券でも入国が必要でしたでしょうか。
中国国際航空だからよけいにバゲージスルーしてくれそうな気がしたのですけども。
まーさん様>
貴重な情報ありがとうございます。
マイレージのカスタマーデスクにどのような規定になっているか確認して追記いたします。
まーさん様の場合は、まーさん様自身も北京での出入国不要でそのままトランジットできたのでしょうか?
ご教授いただけると幸いです。
そうですね。
羽田でのチェックイン時にCAのカウンターで地上係員からバゲージスルーできますと言われてます。(厳密には、行きはHND→PEK→IST→KBPなので最終地はKBPでした)
浦東だからとかあるかも知れませんが、同じ国なのに空港で対応違うとかあまり考えられなくてw
ですので、北京では出入国不要で、そのままトランジットのカウンターから乗り継げました。
明日の帰国はブリュッセルから成田の直行なので、試せませんが、GWの戻りのフライトはIST→PEK→NRTなので、これでどうなのか、な感じでしょうか。
まーさん様>
ご回答ありがとうございます。
ANA・中国国際航空のカスタマ―センターに確認したところ、上海(浦東)で発生する特殊なケースだったことが判明しました。
スルーチェックイン対象外空港というのがあるようです。
記事の方も修正致しました。
この度はご指摘本当にありがとうございました。
カティー殿
上海空港での国際線の乗り継ぎの経験はありませんが、普通、国際線の乗り継ぎで、お書きのような状況の場合、まして、同じ航空アライアンスに属している航空会社同士の場合(今回は、スターアライアンス同士ですね?)、乗り継ぎ地での入出国、及び、受託手荷物の受け取り、及び、再度の受託手荷物のチェックインは多くの場合、不要です。
但し、米国やカナダでの乗り継ぎでは、入出国手続きが必要ですが、その場合でも、受託手荷物は、最初のチェックインの際(今回は、バルセロナですね?)、最終目的地(東京)までのタグがつけられるのが普通です。
中国国際航空と全日空の間には、受託手荷物の乗り継ぎ輸送契約があるはずですし!?
Do you have
“Checked Baggage Transfer Contract”
with ANA ???
とでも言えば、バルセロナでチェックインの際、言えば、伝わるはずですが!?
それでも、だめな場合、乗り継ぎ地の制限区域内にある、乗り継ぎカウンターで、最終目的地のボーディングパスを発行してもらう際、受託手荷物のダグを示しせば、乗り継ぎ地に到着した手荷物《普通はスーツケース)を係員が、見つけ出し、最終目的地までの運ぶため、タグを付け替えてくれるはずです。
私が時々やるのが、
マレーシアのコタキナバルから香港までが、格安航空会社のエアアジア、
香港から東京までは全日空、
の場合で、香港の制限区域内にある、乗り継ぎカウンターで、香港に入国することなく、エアアジア、コタキナバルが発行した手荷物の預かり証と全日空のイーチケットの控え、それに旅券を示して手続きをします。
また、航空券を購入後、念のため、全日空の予約に電話して、そういう方法で香港から乗り継ぎで搭乗する旨のメッセージを予約の記録に入れてもらいます。
桂 秀光
2019.1.4.
桂様>
この度は貴重なコメントありがとうございます。
経験不足から読んだ方の混乱を招くような記事を書いてしまい申し訳ありません。
丁寧に説明、アドバイス頂き本当にありがとうございます。
ANA・中国国際航空のカスタマ―センターに確認したところ、上海(浦東)で発生する特殊なケースだったことが判明しました。
記事の方も修正致しました。
この度はご指摘本当にありがとうございました。