非日常感を味わえて楽しい海外旅行ですが、ちょっと気を抜いた隙にトラブルに巻き込まれることもあります。
今回は私の友人がアメリカ・ラスベガスのホテルで実際に遭遇した盗難被害について紹介します。
初めての海外旅行、しかも一人旅だった彼は、最終日の夜まで気を引き締めて観光を楽しんでいました。
しかし最終夜にホテル併設のカジノに行った彼は・・・
ラスベガスのホテルで起こった盗難被害
この記事の内容は以前マンガにしてTwitterにアップしていました。
友人が旅行に出てラスベガスのホテルで窃盗にあい、無一文になって帰国するまでの話です。
英語が話せないならGoogle翻訳を!海外旅行の準備
初めて海外旅行に行く友人から相談を受け、出発前に旅行プランを見ながら気を付けることなどを話しました。
英語が話せないので心配でしたが、困ったらGoogle翻訳を使えるようスマホに事前にインストール。
グランドキャニオンの雄大な景色を楽しんでラスベガスに戻り、明日は帰国という最終夜に事件は起こりました。
でもその分朝日が感動的たっだよ
ホテル併設のカジノでもらったお酒
グランドキャニオンでのツアーを満喫した彼はラスベガスに戻り、ホテルで旅行最後の夜を過ごしていました。
彼の宿泊したホテルにはカジノが併設されていました。
せっかくのラスベガス、そして最終夜ということで、最後にカジノに行ったそうです。
彼が華やか雰囲気のカジノを楽しんでいると、ある女性がお酒をくれました。
しかしそのお酒を飲んだ後、彼は強烈な睡魔に襲われます。
彼はすぐに自分の部屋に戻って眠りに着きました。
翌朝、頭痛とともに目を覚ました彼の部屋からはパスポートや財布の入ったバッグが無くなっていました。
ドアプッシャーズというホテル専門の窃盗団
カジノでお酒をくれた女性がこの事件に絡んでいるかは不明です。
ただ単に初の海外旅行で気を張っていて、最終日で緊張の糸が切れかけていたところにアルコールが入ってしまい、一気に睡魔がやってきた。
そしてたまたま窃盗に入られた。という可能性も考えられます。
鍵がかかってないドアを探して回る(開くか押して探す)から「ドアプッシャーズ」らしいよ。
彼らは特定のターゲットを決めて犯行に及ぶのではなく、客室のドアを押して開いているところを探すらしいです。
今回友人は深い眠りについていて目を覚ましませんでしたが、もしドアプッシャーズと鉢合わせていたら金銭だけでなく命の危険もあったのではないかと思います。
パスポートを紛失した彼とホテルでの対応
ホテルでパスポートと金銭、頼れる相棒のスマホまで失った彼は絶体絶命のピンチに陥っていました。
しかし絶望の中でホテルのフロントに状況を説明しているところに、たまたまロビーにいた日本人のおじさんが助けに入ってくれたらしいです。
- 警察に連絡
- 盗難届を出して「ポリスレポート」を発行してもらう(※帰国するための書類発行に必要)
- 航空会社への事情説明と日本の領事館があるサンフランシスコへのフライトの手配
- 在サンフランシスコ総領事館で帰国のための手続き
- 帰国便の手配
- 帰国
ラスベガスのあるネバダ州は「在サンフランシスコ総領事館」が管轄しており、パスポート紛失時の手続きなどはそこでやってもらえます。
そのため1度サンフランシスまで行く必要がありました。
ちなみに「大使館や領事館に行ったらお金を貸してもらえた」という話を見聞きしたことがあるかもしれませんが、実際にはそのようなシステムはなく、たまたま対応してくれた職員さんが個人的に貸してくれたりしているようです。
ですので「お金は借りられないもの」と考えておく必要があります。
海外で盗難にあった場合
もしあなたが同じ状況に陥ったら、何とか「自分はすごくピンチだ!」ということをホテルのフロントの人などに伝え、日本語以外あまりしゃべれないと言うことを必死で伝えましょう。(英語が堪能で自力でなんとかできる!という方は別ですが)
そしてできれば本語がわかる方を探してもらった方が良いです。
観光地で日本人のクチコミが多いホテルを予約しておくというのも、いざというとき日本人を探しやすくて良いかもしれませんね。
それから帰国するためには一時渡航書を発行してもらう必要があり、そのために警察に「ポリスレポート」をもらう必要があるようです。
こんな状況だと頭が真っ白になってしまうかと思いますが、念のため頭の片隅に置いておいてください。
紛失して一番悲しいものは「写真」だったり
初めての海外旅行でまさかの無一文になったマンボーくん。
しかしお金よりも悲しかったのは、スマホと一緒に写真が全部なくなったことだったらしいです。
今はスマホで撮った写真は簡単にネットでバックアップが取れるので、皆さんも大切な写真はこまめにバックアップする設定にしておきましょう!
次はどこに行こうかな~?