本記事は私が2019年にSFC修行を行った際の記録です。
当時私が利用したルートや、かかった費用などを公開しています。
コストはかかったけど、無理の無いスケジュールで楽しめました!
本当はもっと早く記事にしたかったのですが、コロナのせいで国際線修行ができなくなったため保留していました。
2022年くらいからはまた海外に行けるようになることを願っています。
詳しくは下記記事を参照ください。
地方在住サラリーマンとSFC修行
SFC修行のやりやすさは、その人の職業や住んでいる場所に大きく左右されます。
残念ながら私は土日休みのサラリーマンで、しかも地方在住(静岡県)で空港が遠いという状態でした。
でも羽田までも高速バスで2時間くらいかかる…
週末に修行をしようと思っても、バスで往復4時間(待ち時間を入れるともっと)はかなりキツイです。
飛行機の2時間はそんなに長く感じないんですけどね(^^;
ということで私の方針は
- 国際線メインで旅行も兼ねてPPを一気に稼ぐ
- 国内線ではできるだけプレミアムクラスにしてPPを稼ぐ
という物でした。
この方針には搭乗回数を減らせるなどのメリットがありますが、PP単価が上がりやすいといったデメリットもあります。
- 搭乗回数を減らせる
- 海外に行ける
- 快適なフライトを楽しめる
- 国内線のエコノミー早割に比べてPP単価が上がる
- 海外に行かないといけない
- 修行の醍醐味(?)を味わえない
海外好きなら旅行もかねて国際線修行がオススメです。
特にアジア・オセアニアはPPが1.5倍付与されるので、PP単価を抑えることもできます。
一方、東京↔︎沖縄を1日に何往復もするような「まさにSFC修行僧!」と言ったことができなかったのはある意味デメリットだと感じています。
利用した路線とPP単価
私が実際に利用した路線やPP、かかった費用などのまとめです。
- 合計PP:50,053
(国際線33,438+国内線16,625) - 平均PP単価:13.8円
- ANAグループ運航便:32,435 PP
- スターアライアンス便:17,618 PP
- 費用合計:689,911円
(ANAグループ便423,211円+スターアライアンス便266,700円) - 獲得マイル:55,281マイル
私の場合は、まず国際線のフランス(パリ)1往復、マレーシア(クアラルンプール)2往復を3万PP以上を稼ぐ計画を立てて、残りを帰省や出張といった普段から発生する国内線で稼ぎ、それでも足りない分を追加の国内線で補うという形で計画しました。
そのため合計費用は高めになっています。
平均PP単価はよく「10円が目安」と言われており、13.8円の私は出費が多い部類に入ります。
単価を抑えれている人は6~7円台の方もいるようです。
また、コロナ禍では「PP2倍キャンペーン」なども行われていたため、更に単価を抑えている人もいるかと思います。
SFC修行内容詳細
使用した路線と費用の詳細です。
時期 | 出発 | 到着 | PP(ANA) | 値段 | PP単価 | 獲得マイル | 券種 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1月 | 北九州 | 羽田 | 801 | 12290 | 15.3 | 500 | スーパーバリュー75 |
1月 | 羽田 | 石垣 | 1836 | 22890 | 12.5 | 1147 | スーパーバリュー28 |
1月 | 石垣 | 羽田 | 3460 | 36790 | 10.6 | 1912 | プレミアム28 |
2月 | 羽田 | 徳島 | 1222 | 22490 | 18.4 | 513 | プレミアム28 |
2月 | 徳島 | 羽田 | 1222 | 22490 | 18.4 | 513 | プレミアム28 |
2月 | 羽田 | 福岡 | 850 | 13290 | 15.6 | 531 | スーパーバリュー28 |
2月 | 福岡 | 羽田 | 1250 | 25590 | 20.5 | 531 | 株主優待 |
4月 | 羽田 | 千歳 | 765 | 12260 | 16.0 | 478 | スーパーバリュー45 |
4月 | 千歳 | 広島 | 2272 | 25970 | 11.4 | 1170 | プレミアム28 |
5月 | 北九州 | 羽田 | 801 | 15590 | 19.5 | 500 | スーパーバリュー55 |
7月 | 羽田 | クアラルンプール | 2503 | 40125 | 16.0 | 2086 | エコノミーS |
7月 | クアラルンプール | 羽田 | 5407 | 56655.5 | 10.5 | 4172 | プレエコG(※) |
8月 | 羽田 | 北九州 | 1068 | 10000 | 9.4 | 667 | Yクラス(※) |
8月 | 北九州 | 羽田 | 1068 | 10000 | 9.4 | 667 | Yクラス(※) |
8月 | 羽田 | クアラルンプール | 5407 | 56655.5 | 10.5 | 4172 | プレエコ(※) |
8月 | クアラルンプール | 羽田 | 2503 | 40125 | 16.0 | 2086 | エコノミーW |
9月 | 羽田 | パリ | 8809 | 133350 | 15.1 | 16818 | 中国国際航空(120%) |
9月 | パリ | 羽田 | 8809 | 133350 | 15.1 | 16818 | 中国国際航空(120%) |
※印は海外発券を交えた1連の発券です。
まず、「クアラルンプール発⇒羽田⇒クアラルンプール着 (プレミアムエコノミークラス)」を値段の安い海外発券を利用して購入します。
この発券ではまずクアランプールに行かないといけないので、追加「日本⇒クアランプール⇒日本」の通常発券をする必要があります。
その通常発券に「北九州⇔羽田」の国内移動を追加している形です。
運賃倍率はビジネスやプレミアムエコノミーで100%、エコノミーで70%です。
この追加移動のメリットは2つあって、1つ目は「距離によらず1万円で追加できる」というものです。
そのため、「沖縄⇔羽田」といった長距離路線を使うことで1万円で大きくPPを稼げる可能性があります。
2つ目のメリットは「お盆や正月といったハイシーズンでも1万円で利用できる」という点です。
私の場合はこの2つ目のメリットを使って、通常は高額になるお盆の帰省を往復2万円で済ませることができました。
具体的には「羽田⇒クアランプール往復の通常発券(A)」で「クアラルンプール⇒羽田経由⇒北九州往復の海外発券(B)」を挟むような形の使用になりました。
- 羽田⇒クアランプール(A)
- クアラルンプール⇒羽田(B)
- 羽田⇒北九州(B)
- 北九州⇒羽田(B)
- 羽田⇒クアランプール(B)
- クアラルンプール⇒羽田(A)
国際線とSFC修行
私がこの年にSFC修行をしようと思った理由の1つは、もともと夫婦でパリ旅行に行こうと考えていたからでした。
ここで私が選んだのは中国国際航空(エアチャイナ)のビジネスクラスです。
エアチャイナのビジネスクラスはANAと比べると非常に安く、PP単価もかなり抑えることができます。
でも中国国際航空なら25万円だった!
このフライトでのPP単価は15.1円でしたが、アジア圏なら10円を切る路線も多く存在するようでした。
でも遅延とか中国の乗り継ぎとかでヒヤヒヤしちゃった・・・
ただし中国国際航空にはANAスカイコインが使えないため、実費になってしまうというデメリットもあります。
もう1つの国際線フライトの目的地がマレーシアのクアラルンプールです。
もともとクアランプールの「バトゥ洞窟」というところに行ってみたいと思っていたので、1泊3日x2回で観光を兼ねて行きました。
クアランプールを選んでよかったと思うところは、
- 金曜の深夜羽田発、日曜の日本着だったため(頑張れば)会社を休まずに行ける
- 空港から街へのアクセスが楽
- 物価が安くてご飯が美味しい
といった点です。
また、空席次第でマイルを使ってプレミアムエコノミーからビジネスクラスにアップグレードすることもできます。
国内線とSFC修行
国内線は帰省、旅行、出張で利用しました。
「沖縄に何度も行く!」といった『まさにSFC修行』っぽいことはほとんどしませんでした。
予約はPPを大きく稼げて単価も良いプレミアム28を主に使っています。
北九州便はスターフライヤーをANA便名で予約しているためプレミアムクラスはありません。
地方はこう言ったケースが多いので、「ANAを予約したのに航空会社が違う!?」と驚かないように気をつけましょう。
※便名の数字がNH◯◯◯◯のように4桁のときは他社運行の便です。
他社運行でもANA便名で予約すればマイルとPPはたまります。ただし運行会社便名(スターフライヤーとか)で予約するよりちょっとだけ高いです。
国際線でSFC修行は楽しい!早くコロナ収束して下さい
このように国際線を中心にSFC修行をしたわけですが、移動も現地も本当に楽しかったです。
羽田⇔沖縄を往復といった方法も良いですが、コロナ明けにはぜひ国際線修行も検討してみてください。