国際線の乗り継ぎって不安ですよね。
特に、乗り継ぎ時に「ここで1回入国しないといけない」なんて言われたら大慌てです。
本記事ではその特殊なケースがどんな時に起こるのか紹介します。
一般的な国際線の乗り継ぎ
一般的な国際線の乗り継ぎは次のような手順で行います。
乗り継ぎ地で保安検査があることもありますが、通常はそこでの入出国や預け荷物の1時回収は不要です。
- 最初の空港でチェックインし、荷物を預ける
- 保安検査・出国審査を通過して最初のフライトへ
- 乗り継ぎ地で「Transfer」の看板にしたがって次の便のゲートに向かう
- 乗り継ぎ後の便に乗る
- 目的地に着く
- 入国して預け荷物を受け取る
国際線乗り継ぎの特殊ケースとは
国際線乗り継ぎの特殊なケースでは、乗り継ぎ地で「入出国したり」、「預け荷物を自ら回収して再度預けたり」しないといけません。
乗り継ぎ時間が短いと、面倒なだけでなく次の便に乗り遅れるリスクも出るため避けたいケースです。
特殊ケースはどんなときに発生するか
特殊ケースは次のような場合に発生します。
※下記ケース以外にも発生することがあるかもしれません。発券時に航空会社に確認することをお勧めします。
アメリカ乗り継ぎ
アメリカでは最終目的地でない場合でも最初に着いた空港で「入国審査」⇒「預けた荷物の再ピックアップ」⇒「再度荷物を預ける」という手順を踏まなければいけません。
- ESTA(ビザ免除プログラム)が必要
- ESTAは即時発行されないので72時間前までの申請を推奨
- 鍵はTASロックにする(※職員に開けられるので貴重品は入れない)
- 乗り継ぎに時間がかかるのでチケットは乗り継ぎ時間に余裕があるもの(2時間以上推奨)を手配
- 万が一乗り継ぎに失敗したら、航空会社のカウンターに行く
また、カナダ乗り継ぎの場合も同様に「最初に到着した空港での入国審査・荷物ピックアップ」が必要です。
※条件によっては不要な場合もあるようです。
他社便乗り継ぎや特殊な空港での乗り継ぎ
アメリカやカナダ以外でも乗り継ぎ地での入出国・荷物のピックアップが必要なケースがあります。
それは「他社便への乗り継ぎ」や「特定空港での乗り継ぎ」で発生します。
実際に私も「バルセロナ⇒上海浦東乗り継ぎ⇒羽田(中国国際航空⇒ANA)」のフライトで遭遇しました。
フライト後に「なぜこのような特殊な乗り継ぎケースになったのか」をANAと中国国際航空のカスタマーサービスに確認した結果、次のような回答がありました。
乗り継ぎ地で1度入国してピックアップが必要になるかは、最初に乗る航空会社(今回は中国国際航空)の規定による。
- バルセロナから上海経由で他社便に乗り継ぐ場合は「入国⇒預け荷物のピックアップ⇒次の航空会社(今回はANA)のカウンターで再度預ける」の手順を踏む必要がある。
- 他社便に乗り継ぎなら必ずピックアップが必要になるというわけではない(今回が特殊)。必要になるかどうかは乗り継ぎ地の空港の規定による。例えば上海は必要だったが北京乗り継ぎであれば必要なかった。
- ピックアップが必要になるかは便名を教えてくれれば調べることができる。
その他、他社のHPや記事を見たところ、「上海(浦東)での乗り継ぎが面倒なケースが多い」ようでした。
特殊な乗り継ぎが発生するケースまとめ
特殊な乗り継ぎの発生ケースと注意点まとめです。
- アメリカ・カナダ乗り継ぎでは(例外を除いて)「最初に着いた空港」で入国審査・荷物のピックアップが必要
- アメリカは乗り継ぎでもESTAが必要
- 上海(浦東)空港乗り継ぎ(特に中国国際航空・中国東方航空利用・他社便乗り継ぎ利用)の場合も要注意
- 乗り継ぎ時間に余裕がある航空券の手配を推奨
- その他にも特殊なケースがある可能性があるので乗り継ぎ便を利用する場合は事前に航空会社への確認を推奨
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